円で積み立てている投資信託とドルで積み立てているETF、老後に自由に使うための資金を増やすべく、コツコツと毎月積み立て投資をしています。
それぞれのポートフォリオは自分で設定したものなので、内容は把握しているつもりでしたが、グラフにしてみると、ちょっと違ったものが見えてきました。
投資信託のポートフォリオ
棒グラフが投資信託ごとの残高で、その各残高から計算した投信ポートフォリオの資産別投資割合が円グラフです。
参考【各ファンドの資産別投資割合】
SBI資産設計オープン
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世界経済インデックス
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eMAXIS Slim バランス8
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楽天全米株式インデックス
先進国株100%
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投資信託は、ずっとSBI資産設計オープンと世界経済インデックスファンドを1:1で積み立ててきました。1:1だと以下のような資産別投資割合になります。
参考【スタート時の資産別投資割合】
先進国株 | 25% |
先進国債 | 25% |
国内株 | 12.5% |
国内債券 | 12.5% |
新興国株 | 7.5% |
新興国債 | 7.5% |
海外RIET | 5% |
国内REIT | 5% |
この割合が、10年前の自分にとっての理想的な資産配分でした。
myINDEX資産配分ツールを使ってこの資産配分のポートフォリオを分析すると、以下の数値が出ました。
スタート時の投資信託を分析
平均リターン 6.1%
リスク 11.6%
シャープレシオ 0.53
★過去20年実績での分析です。
実際、約10年で投資元本から65%ほど増えましたから、この積み立て設定に満足していました。ところが、信託報酬の安いものがどんどん出てきて、嫌でも乗り換えざるを得なくなりました。
そこで昨年、新しく選んだのが、eMAXIS Slim バランス8と楽天全米株式インデックスを1:1で積み立てる、です。以前のバランスとは少し異なりますが、8資産すべてを増加させつつ徐々に先進国株が多めのポートフォリオに変化していくはずです。現在のところは新しいファンドの購入額がまだ少なすぎることもあって、ほぼスタート時と変わりない感じです。
現在の投資信託を分析
平均リターン 6.1%
リスク 11.5%
シャープレシオ 0.53
★過去20年実績での分析です。
★シャープレシオの数値が高いほど、リスクを取ったことによって得られた超過リターンが高いこと(効率よく収益が得られたこと)を意味します。
ETFのポートフォリオ
VT (バンガード トータル ワールド ストックETF)と
VOO (バンガード S&P 500 ETF)と
VYM(バンガード 米国高配当株式ETF)です。
VTは全世界対象ですが、地域別構成比率が以下の通りなので、VTの新興国株割合を約12%として計算してから、ETFの資産別投資割合を集計し、円グラフにしました。
参考【VTの地域別構成比率】2020/12/31 現在
地域 | VT |
北米 | 59.10% |
欧州 | 16.90% |
太平洋地域 | 12.40% |
新興市場 | 11.10% |
その他 | 0.30% |
中東 | 0.20% |
ETFのポートフォリオを分析
平均リターン 6.6%
リスク 19.4%
シャープレシオ 0.34
★過去20年実績での分析です。
株式メインにすると、長期ではこんなにリスクが大きかったんですね。今、少し、ビビってます。
ただし、どうせリスクが大きいなら、これから高配当株ETFのVYMにシフトしていく方針なのは間違っていないような気もしてきました。
投信+ETFのポートフォリオ
投信+ETFのポートフォリオを分析
平均リターン 6.4%
リスク 14.8%
シャープレシオ 0.43
★過去20年実績での分析です。
毎月自動積立している「投信とETFを合わせた資産配分」によると、平均リターンで6.4%となりました。海外の株式資産が過半数のポートフォリオになっています。
分析してみて
ポートフォリオの変化
投資信託だけで投資を始めたころに比べると、ETFも加わって、若干リスク多めポートフォリオに変化してきてました。年齢がすすめばリスクを減らしていくというのが一般的な教えですが、逆行してしまってますね。
ただ、10年前は恐る恐る慎重に投資を始めたので、投資に慣れてきたゆえの変化かもしれません。
これからも資産状況をチェックしながら、積み立て割合で微調整していきたいと思います。
忘れてはならない 全体のリスク管理
また、投資を続けるために最も重要なことはリスク管理です。私は自分の個人金融資産のうち投資に回す分は半分までを守って続けています。
なので、リスク資産と無リスク資産の比率は今のところ1:1にしています。
【MYリスク管理】
リスク資産:無リスク資産=1:1
年齢や収入状況によってリスクをどのように管理するかは異なりますが、暴落時でも慌てずに投資を継続できる資産管理が重要ですね!